安全帯「フルハーネス型」の義務化ってどこまで理解できてます?

こんにちは。

BLOGの中の人です。

今日はちょっとだけまじめなお話。。。

弊社ネットショップでも取り扱っている商品「墜落制止用器具」に関して
ワークザウルス内の安全帯売り場はこちら♪

◆今年、厚生労働省から発表された、高所作業中の墜落事故を防ぐフルハーネス型安全帯について、着用を義務付ける労働安全衛生法に基づく新ルール、2019年2月から適用で、22年1月からは、安全帯の現行規格品の着用・販売が全面的に禁止になります。

これかいてる私も、フルハーネス型しか使えなくなるんだよねぇって位しかわかってなかったのですが、

皆さん、どれほどご理解でしょうか。

 

◆以下のURLで厚労省が出したほんのちょっとだけわかりやすい資料が見れます。

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11302000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu-Anzenka/0000212918.pdf

お役所が出す資料って、やっぱり固いなぁ。。。

 

要するに、2022年1月2日からは、

●「安全帯」って名前を「墜落制止用器具」にしちゃいます!

●6.75m以上(建設業は5m以上)で作業する人はフルハーネス型を使わなきゃだめよ!

●高いとこで作業するのは、特別教育受けた人だけ!

ってところです。

 

特別教育って、、、、(汗)

 

◆ところで、素朴な疑問もわいてきました。

6.75m未満(建設業は5m未満)の人は、現行のまま気にしなくてよいのかな、、、

さすがに現行のままというわけにはいかないようです。

胴ベルト型を使い続けても良いけど、”「墜落制止用器具」として認められるのは、「胴ベルト型(一本つり)」と「ハーネス型(一本つり)」のみとなり、「胴ベルト型(U字つり)」の使用は認められません。”

との事なので、「胴ベルト型(U字つり)」は使えなくなります。

 

◆なんでこんな事になっちゃったか。

胴ベルト安全帯では安全確保としてまだまだ甘いから。これに尽きると思います。

どうしても着脱が楽で、煩わしさが少なく、安価な胴ベルトタイプの安全帯が好まれるのですが、

国際的に見ても日本の基準は古いようです。

安全性能として考えると当然フルハーネス型のほうが優秀ですからね。

事実、平成18年~平成27年の10年間で胴ベルトタイプの安全帯で宙づりになった際、

胴ベルトが胸部にずり上がり、圧迫され死亡する事故が6件あったそうです。(厚労省統計)

ずり上がらなかったとしても全体重×落下衝撃を一本のベルトだけで受け止めるって、結構な衝撃で、しかも宙づりが長く続けば続くほど血行障害や、呼吸困難を引き起こしかねません。

より強固な安全性を考えれば、当然の改訂なのかもしれません。

 

●移行(準備)期間

ってなわけで、改定となったのですが、

突然、変更しろって言われても無理な話、もちろん移行(準備)期間もあります。

◇2019年2月1日

法律施行しま~す!(移行期間開始)

でも、突然変更するのは大変だからとりあえずは今のままで良いですよぉ

◇2019年8月1日

新規格に適合しない安全帯製造禁止で~す!

メーカーは作っちゃだめよぉ

旧規格品の在庫持ってるところは、まだ売っても良いですし、

旧規格品持ってる人は、もうしばらくは使っても良いですけどね。

◇2022年1月2日

新規格に適合しない製品は売っても付けてもだめですよぉ!(移行期間完了)

 

ってな感じです。

 

2022年までもうしばらく時間がありますが、早めの準備をお勧めします。

私の個人的な勝手予想ですが、2021年末ごろには駆け込み需要が発生して品不足になると思われます。

早めに準備して、スッキリと2022年のお正月を迎えましょう♪、、、って、えらい気の早い話に聞こえてしまう(笑)

 

丸山商店では、様々なメーカーの安全帯(墜落制止用器具)を取り扱っています。

商品選びのアドバイスもできますので、遠慮なくお問い合わせください。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/workzaurus/c4c6cdeec0.html

でわっ

 

安全帯「フルハーネス型」の義務化ってどこまで理解できてます?” への1件のコメント

  1. ピンバック:「墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業の業務に係る特別教育」って何?

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